ITO Thailand Hygiene Blog
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物理的危害のリスク予防・低減
前回 は、食品産業でよく見られる物理的危害についてお話ししました。今回は、物理的危害のリスク低減のためのテクニックや方法を危害の発生源別にご紹介していきます。
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Physical Hazard Contamination
食品によく見られる物理的危害とは、硬い物や尖った物、気管に詰まる可能性のある大きさのものを飲み込むことによる危害です。これらは、窒息させたり、喉に詰まって消化器系を傷つけたりすることがあり、歯に欠け・折れ・傷・ヒビが生じたり、歯茎に炎症が起こったりすることもあり、消費者の健康に直接影響するものです。
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食品のサステナビリティ(持続可能性)
今日、食品のサステナビリティ、原材料がどこから調達され、どのように処理、配布、梱包され、環境にどのように影響するかは、現代および将来の世代にとって重要な問題と見なされています。
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Frozen food storage management
冷凍は食品保存方法の1つですが、調理済み食品やインスタント食品、栄養が分解してしまいやすい食品など、劣化の早い食品、温度、光、酸素に弱い物質を含む食品によく使われます。製品中の水分を急速に固体にすることにより、物質の分子が反応を起こさなくなるため、食品が長く保存できるようになるのです。また、微生物の成長を抑え、寄生虫も殺してくれます。たとえば、USFDAでは、寿司や刺身などで生食する魚の場合、魚を少なくとも- 20℃で7日間、又は、- 35℃で15時間保存し、魚に含まれる寄生虫を制御することを推奨しています(条件は魚の大きさによって異なります)。
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培養肉
培養肉について聞いたことがありますか?培養肉、細胞肉、実験室で育てられた肉、試験管内の肉、人工肉、純な肉、そして殺さない肉としても知られています。これらの用語に関して、培養肉は肉製品を生産するための新しい方法と見なされており、環境に優しい製造プロセスを備えた新しい革新的な機能として世間の注目を集めています。このブログでは、培養肉の定義、製造方法、環境への影響、そしてそれがサスティナブルな肉の代替品になるかどうかについて説明します。
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Boot Cleaner
食品産業における衛生のための靴の衛生管理
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ブロックチェーン技術とトレーサビリティ
食品業界におけるAI技術 その2
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6 important hygienic designs for food industry
食品産業にとって衛生的な設計は、法令、基準 、製造許可証申請の側面において、また、消費者、社会への責任という意味で大変重要なことです。食品が安全で持続可能性 のある社会のため、今回、ITO Thailandでは、食品工場の設計から既存の旧システムの改善までにおいて衛生面で配慮しなければならない6原則をご紹介します。
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ゲノム編集
近年、研究者は、食品を改善するための新しい技術であるゲノム編集を提案しており、それは持続可能性 だけでなく、環境への有益な影響にも関連しています。このブログでは、ゲノム編集とその利点、ゲノム編集と GMO の違い、ゲノム編集技術、CRISPR 編集食品への応用、ゲノム編集技術の潜在的な将来の開発について簡単に紹介します。
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Innovation for sustainable physical contamination prevention
周知の通り、外部からの汚れは食品安全へのリスクをもたらすものです。そうした汚染 の経路のひとつには、人間が媒介となって埃や汚れを製造エリア、高リスク エリアにもたらし、汚れや病原菌、異物により食品が汚染されて、消費者に危険を及ぼすということがあります。
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ポストバイオティクス
COVID-19 パンデミックの間とその後、人々はいくつかの選択肢からなる免疫力を強化する方法を検討してきました。ビタミン C、プロバイオティクス、プレバイオティクス、さらにはシンバイオティクスは、免疫力を高めるだけでなく、より健康的な生活に貢献するため、話題になっています。プロバイオティクスは生きたバクテリアであり、体、特に消化器系の健康に有益な酵母であり、ヨーグルト、ザワークラウト、キムチ、味噌、納豆、ピクルスなどの発酵食品に含まれています 。プレバイオティクスは、全粒穀物、果物、野菜などの健康な繊維を大量に含む食品であり、プロバイオティクス(人体の健康な細菌)の食物のように機能し、それらの成長を助けます。しかし、プレバイオティクスとプロバイオティクスの消化による副産物または廃棄物であるポストバイオティクスは、有害な細菌の増殖を停滞させるビタミン B、ビタミン K、アミノ酸、抗菌ペプチドなどの栄養栄養素が詰まった機能性生物活性化合物と見なされています 。
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従業員という小さなものが巨大な製造ラインへ
品質の良い安全な食品を製造する上で、製造ラインの従業員は、歯車の重要な一つとなります。したがって、組織の人材開発への配慮は、持続可能な食品の基準維持と組織の長期的な安定性向上において非常に重要なものとなります。